Number.

技術も吊り合わない内から自分自身のことを
“作品”などと呼んでいた、
ケツの青い尖っていた頃はもう随分前ですが
「昔から見ています」「10年前から見ています」と仰って下さるお客様の温かなお言葉に、ふとこれまでの自分を振り返って見たことが切っ掛けでした(><)

🎃🎃🎃

この十数年を振り返れば、未熟で格好付けでイキってて、今見ても恥ずかしいばかりなのですが
それでも子供なりにがむしゃらになって続けてきた
仮装を用いた自己表現という作品作りは、
今に繋がる大切な経験だったのではないかと思いました。

今となってはわざわざ昔の写真を見ることも無く、HDDに保存されているだけの大量の写真
そこに至るまでの経緯や、私の心の変化
なぜ私が自分の外見にここまで固着したのか、メイクに没頭したのか、なぜ自分を作品と呼ばなくなったのか

経歴や心の変化を書き出して、数字に沿って並べ、その頃の写真と照らし合わせてみると
子供なりに様々な思いがあったのだと、
他人事のようにほんの少しだけ健気で
必死で可愛らしくも見えました。

しかしながらなんと言おうと黒歴史です。
その精神的な影響と作品が、今見ても技術的にあまりに吊り合わず
「こういう思いでやってました」
とダイレクトに書いて浅い完成度の写真を連ねるには、あまりにダサくて拙い( ˙^˙ )

それでも、これを私のひとつの区切りとして、嘘偽りなく書き留めておきたい。
でも後で自分で見たら恥ずかしい気がしてならない。

そんな葛藤もあり
デザイナー様にお力添えを頂きまして
難解で、至る所に暗号要素のある、でも全てに意味があるような

そんな遊び心たっぷりの
ヒストリーブックと称した写真集の発売が決定致しました🎉🎉🎉

(初回限定50冊のみブックケースがついています)
わざわざ自分だけの写真を集めた写真集を作るなんてことは、もう今後も無いかなと思っています。
(造形アイテムだけ集めたような、また趣旨の違う印刷物は出したいなーと思ったりもしていますが)
なんと96ページフルカラー(∩>o<∩)
(表紙合わせて100ページ!)



私は、私に作れないものが欲しいし、
私が作るものを私は欲しいと思わない。
そんな価値観だったのですが
今回のヒストリーブックは今は亡き大切な誰かの本を見ているようで、
私も大切にしたいと思えるような、そんな1冊になっています。


1人で生きてきた気で居て、カメラマンさん、デザイナーさん、その他撮影の手助けをして下さった皆様や
長きに渡り見守って下さった皆様
多くの方に支えられて過ごした十数年でありました。
今の私を見てくださっている方は勿論、
あの頃の私を見てくださっていた方々に、こんなに成長しましたとご報告もしたい1冊です。

こうして、ダラダラ多くを語ってしまうことがもう恥ずかしいですね🤣🤣🤣スミマセン


どうぞよろしくお願いします!🎃✨


0コメント

  • 1000 / 1000